大阪メトロ長堀鶴見緑地線「蒲生四丁目」駅5番出口から徒歩10分
治療家のための指や腰を痛めないマッサージ塾 坂本指圧マッサージ塾

受付時間:9:00〜19:00 定休日: 木・金曜日

  1. ブログ
  2. ツボがわからなくても骨の構造から指圧ポイントがわかる!
 

ツボがわからなくても骨の構造から指圧ポイントがわかる!

指圧ポイントの探り方
こんにちは。坂本指圧マッサージ塾の坂本周平です。前回・前々回と指圧の仕方について書きました。



今回はこの指圧方法からさらに進んで、指圧ポイントのコツと、とらえ方の一部をご紹介します。

『指圧の最初は軽く柔らかく指を当て次第に圧をかけ先鋭化する【後編】』での、次第に圧をかけ先鋭化していくという内容が今回のヒントになりますので、まだ読まれていない方は上のリンク【後編】からご一読ください。

そしてこの記事では、「骨の構造を理解することで指圧ポイントを探る」をテーマに解説します。
指圧ポイントの探り方はいくつもあるのですが、今回は骨の構造からみていきましょう。

骨の構造を理解することで指圧ポイントを探る

まずはこの手の指の骨をみてください。写真1は手の甲側、写真2は掌側です。この写真を見て、手の甲側と掌側との違いがわかるでしょうか?

答えは、手の甲側と掌側との指の骨の表面違いです。手の甲側は指の骨をみてください。手の甲側の指の骨はつるつるな表面になっていますよね。一方、掌側の指の骨を見てみると、両側は凹んで真ん中が隆起しているのがわかります。この手の甲側と掌側の指の違いがなぜおこるのでしょうか。

体全身に栄養や命令を伝えるために、血管や神経は全身に張り巡らされています。その血管や神経は管なので、非常に弱い構造になっていますので、衝撃を受けるとつぶれてしまいかねません。


そのため、神経や血管は、体を支持し頑丈な骨のそばを通りやすいのです。人の身体ってすごいですね!


掌側と手の甲側でしたら、当然衝撃をうけやすのでは、手の甲側ですよね。だから掌側をとおるのです。骨の凹みや溝は神経血管などを守る構造になるのですね(^^♪

掌側の指の骨の両側にある凹みの部分に沿うように、血管神経が通るのです。


その為、外からの衝撃を防ぎながら血管神経を通ることができるのです。

神経や血管の上にはこのように筋肉が覆いかぶさる構造になってます。この筋肉によってさらに神経血管を守る構造になっているのです。


これぞ、人体の不思議! 機能的に効率的な構造になっているのがわかりますね(^^♪

骨の効率の良い構造のまとめの確認

骨の凹みや溝には神経や血管が通り、筋肉の腱・筋膜腱膜が付きやすい構造になる理由は、外からの衝撃に対して神経血管を守り、筋肉の腱が邪魔をされずに円滑に動くようにするためです。加えて、凹みや溝の上には保護するように筋肉が覆いかぶさってます。
これは別衝撃の受けやすい腕や足、体の内側だけでなく、衝撃をうけやすい外側の部分にも存在します。全身に血管や神経、筋肉の腱もありますからね。なので、そこは骨の凹みや溝が存在し、衝撃を防ぎやすい構造になってます。

例えば、下記の写真は上腕骨の後面から見た図ですが、内から外側に斜め下に向かい、骨に橈骨神経溝という溝があります。これは橈骨神経を通り守っているのです。さらに次の写真は表面から見たもので、その上に上腕三頭筋という大きな筋肉が守っている構造になり、衝撃から神経を防いでいるのです。

効率の良い構造ゆえに疲労・ストレスでしびれや痛みに繋がる

骨の凹みや溝に神経血管が通りやすく、上に筋肉が覆いかぶさるという効率的な構造が、逆に疲労やストレスが過ぎると手のしびれや冷えにつながることがあります。それは、疲労やストレスがたまると筋肉が凝りやすくなるからです。


凝ると筋は膨張して、固まります。それによって神経血管のための筋が、逆に筋によって神経が圧迫され、しびれや傷みが出やすくなるのです。

また腕枕のように何らかの理由で、上腕骨面後面に上から圧迫がかかると、橈骨神経溝の凹みだけでは防ぎきれず、神経痛やしびれを起こすことがあるのです。


では逆にこれを改善緩和するためには、このポイントに指圧マッサージをすればいいのですね。つまりここが今回の指圧ポイントになります。そしてこの構造は、指だけでなく体全身にあります。
こういったように、骨をしっかり触診し、特に骨の凹みや溝を確認し、その場所にはなにが通るのか、念のため にその溝があるかを確認して、さらに体の表面から触診する技術を積んでいければ、その場所が指圧ポイントになり得てくるのです。
このようにポイントを知り、的確に当てていくことが大切ですし、こういう場所を細かく捉えられるためにも、指の先端で触りあてていける指圧技術が必要なのです。

この技術が備われば、力を使わず施術効果を上げることができます。これが指を傷めない指圧に繋がるのです。


そのためにも、指先を先鋭化し、よりとらえやすくするのです。

例えば次は、肩甲骨内端の凹みの写真ですが、肩甲棘の下にかくれた凹みは非常に狭いが指圧ポイントになります。ここで指先をより先鋭化させ、親指の指縁で押さえているのがわかりますでしょうか。ここはツボではないのですが、軽くあてるだけでもかなり効果が見られやすい指圧ポイントとなります。

骨の構造を理解すれば、たとえツボでなくても指圧ポイントを探ることができるのです。
一度、実践してみたい方は無料ガイダンスにお越しください。

指圧マッサージを少しでも学びたいと思ったら

一度ご連絡ください


☎ 06-6932-2722 

受付時間:10:00〜19:00(月休)


 大阪市城東区今福西6丁目4-29  アクセス情報はこちら