指を痛めない指圧マッサージを教えている坂本指圧マッサージ塾の坂本周平です。
巷では「物価高」という言葉を耳にしない日はないほど、私たちの生活は大きな影響を受けています。
これは、あはき柔整業界も例外ではありません。
先日、ホットペッパービューティーアカデミー(リクルート)が発表した調査結果をもとに、私たちが取り組むべき課題を見つけていきたいと思います。
「ホットペッパービューティー」と聞くと、女性のエステや美容室を連想しがちですが、あはき柔整にとっても他人事ではありません。
記事を一部ご紹介しながら、ヘルスケア業界の動向を見ていきましょう。
保険適用外のあはき柔整2025年の市場規模
まず、2025年7月にリクルートの発表は次のとおりです。
美容領域の調査研究を行うホットペッパービューティーアカデミー(リクルート)は今月、保険適用外のあはき柔整の2025年の市場規模が、推計で前年比8.4%減の3,947億円と発表した。女性市場は前年比21%減で1,734億円、男性市場は4.5%増で2,213億円。
https://womanslabo.com/market-250714-3 (ウーマンズラボより)
前年比で女性の市場はマイナスに、男性のほうではプラスになっていますね。
接骨・整骨、鍼灸、按摩指圧の3つに分けて見ても、全てで前年比より減っています。
これは「物価高が影響している」とリクルート社は見ています。となると、しばらくは続きそうな感じがしなくもないですが、「自費診療」の利用率について、このように言及しています。
「あはき柔整は高年齢層向けのサービスといったイメージを持たれることもあるが、20〜30代の”保険適用なし”での利用率は高い。」
https://womanslabo.com/market-250714-3 (ウーマンズラボより)
みなさんの周りはどうでしょう。「根本的に治したい」という方はいらっしゃいませんか。
男性も健康や美容の意識が高まっていることと、エステよりは治療寄りの店舗の方が入りやすいということから、何も悲観することばかりではありません。
“保険適用外”の準備はできていますか

「高齢の患者様に保険診療で稼いでいきたい」という方は少なくありません。少子高齢社会で生き残るためには、この選択を取るのは自然なことだと思います。
一方で、保険診療だけだと施術内容に自由が利かなかったり、差別化が難しくなったりすることから、自費診療の選択をする治療家も多いのが現状です。美容鍼なんて、まさにそれですよね。
私自身も保険適用で整骨院を経営していた経験があります。そして今は、自費診療で行っています。
保険診療と自費診療、どちらが正解かなんてことはありませんが、どちらも経験したからこそ、「長い目で見たときに、自費診療できる腕はあった方がいい」と私は思います。
「自費診療できる腕」とは、例えば60分施術に集中できること(体力含め)や、施術時間に関係なく効果を出せるか(患者様に満足していただけるか)が大事です。
保険診療より時間が長くなったとき、集中力が途切れる施術者というのは残念ながらいます。
患者様との会話に花が咲いて、手がおろそかになってしまうのは、保険適用でももちろんあってはならないことです。
また、自費診療ということは、患者様がお支払いになる金額が高くなるということなので、保険診療よりもさらに効果を期待されます。この期待に応えられる腕がありますか。
あはき柔整のスキルアップに必要なこと

鍼や灸を使うにしても、どの資格を持っている人でも絶対に必要なスキルは「触診技術」です。
また専門学校でマッサージを習ってこなかったのに、就職先でマッサージするように求められてやみくもにおこなった結果、親指を痛めてしまう方も多いです。
もし「触診技術を高めたい」「指を痛めずに指圧マッサージができるようになりたい」と思われているならば、坂本指圧マッサージ塾はお役に立てます。
ご興味がありましたら、無料ガイダンスにお越しください。
こちらから積極的に勧誘することは一切ありませんので、お気軽にどうぞ。