①今回の患者様の状態
年齢性別 70歳男性
基礎疾患 内臓の基礎疾患なし
整形学的疾患 膝関節変形性膝関節症(両足)
歩行レベル 足が不自由で100歩ほどしか歩行できない状態
浮腫みの程度 むくみの程度は写真の通り 「むくみの程度が強く足を上げて寝れば浮腫が改善が難しくなってきた状態」
右足>左足
足関節の可動域 むくみの状態は強く、足関節の可動域はほとんどない(左右とも30度程度)
経過状況 むくみはもともと強かったが1週間ほど前よりむくみがひどくなり、いつもなら足を上げて寝ていれば改善してきたのだが、現在は足を上げ て寝てもあまり改善が見られない現状
原因 膝関節より上部に水が水が良く溜まっている現状で、おそらく変形性膝関節症により、下肢からの血液還流量が減ったことによることが原因であろうと考えられる
といった状態です。むくみの状況は写真の通り
写真から見るむくみの状況
足の血管は見えず 皮膚は張りつめており血色は悪い 指先までむくんでいる状況
このような状態で
ここから坂本指圧マッサージ術を用いて施術していきます。
では次に
➁浮腫の施術ポイント・状態改善ポイント(坂本指圧マッサージ術)
について
ご紹介していきます
ここでは
1 ポイントを見る前に 現在の状況と原因を掴む
2 状況原因を把握したうえで対する浮腫の施術状態改善ポイントを探る
の1・2天解説します
1 ポイントを見る前に 現在の状況と原因を掴む
①足が不自由な事による筋力の低下で筋ポンプ作用が低下したことと
➁変形性膝関節症により膝周囲の血行が極度に悪くなったことよって下肢からの血液還流量が低下
したこと主な原因です
その為、むくみっは引かず 関節の可動域も極度に低下しているのが現状です
ではどうして改善していけばいいでしょうか
2 状況原因を把握した上で対する浮腫の施術状態改善ポイントを探る
原因①の
①筋ポンプの低下は筋の足の不自由による筋力低下と筋の筋委縮によるものが大きいです
その為に大切な事は。筋を少しでも他動的に動かして、
筋委縮に伴う筋拘縮(筋のコリ)を取り除き筋の血流量を上げ筋が動きやすいよう可動域を広げし筋ポンプの維持向上につなげる事です。
➁変形性膝関節症により膝周囲はじめ足全体のの血行が極度に悪くなったことよって下肢からの血液還流量が低下したのが原因なので
その改善には
膝周囲だけでなく、足の先から血流が詰まりやすいポイントを把握し
そのポイントに対して的確に施術していくことです
この①②の点を中心に施術していきます
①②の点を合した施術とは➁血行が悪くなりやすいポイント・ツボに対し指圧マッサージを加えながら①筋を意識した関節の可動域を広げつつ指圧マッサージ施術をしていくことです(*^▽^*)
浮腫施術はむくみの改善ばかりとらわれがちですが。筋ポンプの回復・可動域の向上もむくみの改善に大きくつながってきますので覚えれおいてください
なお、これがその①②の考えを元に施術を行った成果です
施術後片足30分後の足になります。 2枚の写真を見比べてください
特に血色やむくみの状況が変わっていることが分かると思います
今回の方は変形性膝疾患の疾患だけで内臓の基礎疾患がないため飛躍的にむくみが取れました
※基礎疾患が方・個人差でも変わるのでむくみの効果は個人差はありますが、意識して施術していけば、効果は上がりやすくなります
詳しいお話
⓷浮腫の施術法の紹介についてはは次でお話しします(*^▽^*)
本日はここまで
ありがとうございました(*'▽')