1~3に分けてお話していきます。前回(1と2)はこちら→私が 指圧マッサージ塾を始めてた理由1(教員経験編)
教員経験きっかけとして2つ。
1つ目は、卒業生が、馬車馬のように研修も満足に受けられずに働かされるところが多く、その結果、指を痛め体力を消耗し、指圧マッサージの道を諦める方がいるというお話しをしました。2つ目は、技術を習得する学校では、大勢の人に技術を教えるのは非常に難しい。
この2つの経験をを踏まえ、当塾は、指を痛めない体に負担をかけず効果的な施術を習得してもらうためにも、マンツーマン・少人数制の塾を始めました。
大病を患い、それからの復帰にて
2000年 糖尿病発症
2015年 過労とストレスなど、から糖尿病悪化し糖尿病病性網膜症【現在は状態安定】
2019年 薬剤の副作用により糖尿病性腎症悪化→透析に至る
2020年 腎移植【現在安定】
2021年 塾を開塾
といった経緯をたどりました。この透析→腎移植から復帰にあたる約2年間で私が体験し、経験した事が塾を開くきっかけの一つとなったのです。
闘病生活の状態を安定させたのが鍼灸指圧マッサージだった
腎移植手術後・復帰で私がしていたセルフケア指圧マッサージとは
腎移植手術直後から退院・復帰まで行っていた指圧マッサージがこの坂本指圧マッサージの原点なんです。
術後翌日から立ち上がり訓練を始められたとしても、体力も力もほとんどありません。
しかし、私は、今の状態を早く回復させるためには、セルフケアの指圧マッサージをする事が大切と思っていたので、どうにか術後の力がない、体力のない状態で、指圧マッサージをできる方法を、今までの臨床経験・技術を踏まえて、試行錯誤しながら、考えだし、自ら行ったのが坂本指圧マッサージ術です。
指にも体重はかけられません。だからこそ、指に負担をかけず、体力を消耗しない坂本指圧マッサージ術は生まれたのです。この技術を、前回お話しした「指圧マッサージは好きだけど、指を痛めて力がないから諦めざるを得なかった方」、「歳を重ねていても続けていきたい方」、「(私のように)病から復帰してこれから指圧マッサージを行っていきたい方」、多くの方に知っていただき、お役に立ちたいと思い、指を痛めず体に負担をかなくとも効果のある坂本指圧マッサージ術を伝える坂本指圧マッサージ塾を開こうと思ったのです。
多くの方々がこの仕事を天職として、多くの方に寄り添う施術ができれば、それは社会の役に立てると思っています。