指を痛めない指圧マッサージを教えている、坂本周平です。
大切な家族が介護を必要としている、あるいは腰痛や肩こりで悩んでいる…。そんな時、あなたにもできることがあります。それは、温かい手で家族を優しくマッサージすることです。
私自身も、寝たきりで要介護5だった父にマッサージをしたときに、むくみが解消したり、動きがよくなったりしたのを目の当たりにしています。同時に介護を必要とする家族に何かできることはないかという相談もよく受けております。
この記事では、プロのマッサージ師が自宅で簡単にできるケアと注意点、そしてマッサージがもたらす心身の癒し効果についてご紹介します。家族への愛情を込めて、マッサージを通して笑顔あふれる時間を過ごしましょう。
家族へのマッサージがもたらす効果とは
マッサージは、単に体の痛みを和らげるだけでなく、心身に様々な良い影響を与えます。
- 筋肉の緊張をほぐし、血行を促進:マッサージによって筋肉がリラックスし、血行が良くなることで、痛みやコリが軽減されます。
- ストレスを軽減、リラックス効果:マッサージを受けることで、心身のリラックス効果が高まり、ストレスが軽減されます。
- 心の絆を深める:マッサージを通して、家族との触れ合いが深まり、心の絆が強くなります。直接触れ合うことで、「オキシトシン」という幸せホルモンが出ると言われています。
自宅でできる簡単マッサージの方法
いきなり凝り固まった身体をもみほぐすのではなく、十分に身体を温めましょう。ホットタオルで拭いたり、丁寧にさするだけでも温まってきます。
マッサージガンなどの機器を使うことも、私は勧めていません。人の身体に直接触れずに刺激を与えるのは危険だと考えるからです。
ケアをするのは、腕や脚からがオススメです。背中や腰のコリが気になる方も多いでしょうが、いきなり大きな筋肉にアプローチするのではなく、胴体より細い腕や脚からほぐしていく方が効率的です。
肩こりが気になるのであれば、脇の辺りを撫でていきましょう。ここがポイントなのです。腰痛であれば、ふくらはぎのマッサージは有効です。
注意点
- マッサージの強さは、相手の状態に合わせて調整しましょう。
- 怪我をしている部分や腫れている部分にはマッサージを避けましょう。
- マッサージ中に痛みを感じたら、すぐに中止しましょう。
- マッサージの後は、水分補給を心がけましょう。
プロのマッサージ師が教えるポイント
- 呼吸に意識を向ける:深呼吸をしながら、ゆっくりとマッサージを行うことで、リラックス効果が高まります。
- 手のひら全体を使ってマッサージする:手のひら全体を使ってマッサージすることで、より広い範囲を効果的にマッサージできます。
- 声かけをしながらマッサージする:マッサージ中に声をかけてあげることで、相手は安心感を得ることができます。コミュニケーションをとるのも、心の安定に繋がりますね。
まとめ
家族へのマッサージは、愛情表現の一つであり、心身のリラックスに繋がります。
ただ、言葉で伝えるのは難しかったり、強さ加減もわかりにくいと思います。ご家族のためにできるケアを学びたい方は、ご相談くださいね。