こんにちは。坂本指圧マッサージ塾の坂本周平です。私の『趣味×指圧の共通点』第2弾!として、「築城ポイントと指圧の共通点」を解説しています。
第1弾はこちら→
私の趣味は剣道の素振り 指圧と素振りの共通点とは?
日本中たくさんお城が建てられましたが、主に次のような役割があったと、
こちらのブログでお伝えしました。
- 本拠としての城(君主が政治をする為の城)
- 前線基地としての城
- 食料基地・中継基地としての城
では、これら築城のポイントと、指圧の共通点は何なのか。指圧マッサージ師を志す方だけではなく、誰もが体調不良になったときのために持っておいてほしい考え方でもありますので、ぜひご覧ください。
城と指圧ポイントの共通点とは
領国を守るためにいくつも城は建てられ、その城一つ一つにはそれぞれ役割があり、その目的を達するために築城されました。これを人に置き換えると、同じことが言えます。
人の体における多くの内臓・筋・骨なども同じです。人の体を守るために、多くの内臓・筋・骨などがそれぞれ役割をもって支えあい、人(城でいれば領国)を守るために働いているのです。
これは人を治す施術においても同じです。人という一つの領国と例えるなら、それを施術するために、多くの体の不調に対応した指圧ポイントが体中にあります。
人の体(領国)を見渡し、体の不調(攻め込まれている箇所)の箇所を的確に見抜き、人の体の状態(全体の領国状態)を見ながら、ツボなどの指圧ポイント(その場所)に指圧(築城)していくのです。
施術をする(指圧ポイントを選ぶ)上での大切な事
「人の体(領国)を見渡し、体の不調(攻め込まれている箇所)の箇所を的確に見抜き、人の体の状態(全体の領国状態)を見ながら、ツボなどの指圧ポイント(その場所)に指圧(築城)していく」、つまり、痛い箇所だけでなく全体を見渡し判断する力が大切です。
体の不調の箇所というのは、例えば腰痛なら腰というふうに、不調の箇所を特定しやすいときもあるでしょうが、もっとも大切な事は、全身の状態を見ながら、それに適した指圧ポイントに指圧していくことです。実際には「腰痛だから腰」と単純ではないことの方が多いのです。
全身の疲れや内臓の不調が、その人にとっての弱点である腰に出ただけ…ということもよくあります。また、不調を訴えている方の体調に応じて、指圧していくポイントを考えなくてはなりません。
これは戦国時代の領国維持のための、領国内に拠点となる城を築城する時も、同じことが言えます。一番考えなくてはならないことは、攻め込まれた場所(体なら不調を訴えた箇所)だけでなく、領国全体を見渡し、的確に見極めた上で(体全体を診察した上で)、もっとも必要な箇所に築城(指圧ポイントに施術)していく事が大切といえます。
今回は 城と指圧ポイントについてまとめてみました(^^♪ 施術でも通常の生活でも多くに使われるポイントであり、考え方でもあります。
これは塾の講義の話ですが、受講生に説明するときも、
講義の最終目標(本拠の城) 当面の目標(境界の城)途中確認(中継の城)と
塾においての技術習得にテーマを設けております。
当塾はマンツーマンで市号していますので、人の特性に応じて講義速度・講義内容を変えて塾生に合わせていく事が可能です。
しかし、その反面、当面の目標(境界の城)も人により違えば、最終目標(本拠の城)も人により違います。
だからこそ、常に当面の目標が最終目標に近づいているかを途中確認(中継の城)するのです。
施術でも通常の生活でも多くに使われるポイントにも多く使われるわけですね(^^♪