こんにちは。坂本指圧マッサージ塾の坂本周平です。
当塾でのコンセプトである「指・体に負担をかけない指圧マッサージ」を行うために大切なことは6つあります。
▶ 【指を傷めない指圧をするためには 大切な事6つ】
親指だけでなく他の指も使って指圧しよう
皆さん、指圧をする時、どの指で指圧しますか? やはり「親指」が多いですよね。専門学校でも基本的には親指を使って実技を学んできました。
もちろん、私もよく親指は使いますが、そもそもなぜ親指が指圧の時によく使われるのかわかりますか?
親指が指圧の際に良く使われる理由
このような理由があります。
しかし、親指よりも力をかけづらい面があります。それを補うために必要なのが、「指を傷めない為に大事なこと6つ」のうちの1~4を考えて行う事です。下記ブログを参照ください。
親指以外の指を使った指圧
3枚の写真を見てください。
ここで大切な事はツボ(ポイント)の位置を正確にとらえることです。
写真1枚目では胸鎖乳突筋の確認を、2枚目では大腿直筋の確認を、3枚目では尺骨の部位の確認をすることが大切になります。
まさしく触診技術の向上が必要ですね(*^▽^*)
その上、どの指でどの角度から押さえるかを考えられる(工夫できる)ことが重要です。
写真1枚目では、胸鎖乳突筋の後ろから、筋の後縁を掴み上げるように指圧しています。2枚目では大腿直筋を外側から、大腿直筋の下から掴み上げるように指圧しています。3枚目では尺骨もしっかり確認し、尺骨の側面(尺骨の側面がポイント)外関穴に指圧してから、尺骨の側面を当てるように指をあて指圧しています。
指圧する時に、姿勢と呼吸・指の形を大切にした上で、このように親指以外の指も有効活用できるようになるのです。想像して工夫する力もつくので、鍼のようにツボを捉える指圧が可能になります。
これも「指と身体に負担をかけないで効果的な指圧マッサージをするため」です。