指を柔わかく強化させることは頭も柔らかさせるのはなぜか
手の柔軟性に加え頭の柔軟性の大切さ
頭の柔軟性は、円滑に指や体に負担なく効果的に施術してくために大切です。なぜなら、指の体操こそが頭の体操に繋がるからです。
ここで一つ問題です。人間と動物を比較して、人間の方が身体的に動物より優れている点はどこでしょう?
答えは、「脳(知能)」と「指手先の器用さ」です。
他の動物に比べ、ここまで文明が発達したのですから、知能は他の動物よりは優れた面が多いのは
想像ができると思います。では、人間のこの知能の高さは一体どのように獲得していったのでしょうか?
所説あるのですが、私は「手先の器用さ」を獲得したからこそ得られた賜物であると推測します。
人は最初はかなり弱い生き物でした。今のように文明が発達する以前は、人は常に動物に襲われる恐怖の中にいました。筋肉・俊敏性・生命力どれをとっても多くの動物に敵わなかったのです。なので、太古の人の先祖は木の上に住み、外敵から身を守ってました。木の上の物を取ったり、木の上で子育てなどしやすいよう、手先が優れてきたのです。(木の上なので、早く走る必要もないため、他の身体能力は低下しましたが)
人は他の動物に比べ鎖骨と肩甲骨が発達しているからこそ手先が器用になった
解剖学的には、
手先が器用になる為には肩にある鎖骨と肩甲骨が発達していなければなりません。
他の動物に比べ、鎖骨・肩甲骨が発達しているのも人間の特徴となりました。ちなみに猫は鎖骨がないので肩幅はありません(写真参照)。他の動物も肩はほとんどないです。人間は鎖骨・肩甲骨が発達しているからこそ、指や手腕を自由に動かせるのです。
鎖骨が発達する事は、肩幅を広げる事ができ肩幅が広がることで、首元(いわゆるデコルライン)が広がります。
そのため、脳に行く血流量が円滑に流れやすく、脳が波発達しやすくなったのです。サルや人間が他の動物より知能が高いのは、このためともいわれるんです。
その後、サルは木の上で住み続け、人は木の下に降りて、仲間と協力して「火」を生み出し、文明を築いていったのでした。
だからこそ、手先を鍛える事は脳の柔らかくさせ発達・維持にもいいのです♪
そして脳を柔らかくさせる事は、施術においても、私たちの生活においても大切なのは言うまでもありません。
腕や手先を大きく、または細やかに動かして、頭を柔らかく、手も柔らかくさせていきましょう!