指を痛めずに手、前腕、上腕、肩までを指圧する方法

講習会は13時から17時と、長くとってあり、繰り返し練習ができることにより、受講生一人ひとりの習熟度が確実に上がっているのを感じました。

「今の施術はよく効いている」「さっきの指圧はもう少し下向けに圧をかけてみたら効くのではないか」など、互いにアドバイスをし合い、和気藹々と楽しくしながらも、指圧マッサージには真剣に集中している姿が感じ取れました。

塾長である私自身や受講生それぞれに指圧マッサージをすることにより、「人それぞれ体格が違う」ということを改めて実感していただけます。

また受講生においてはコツの掴み方もそれぞれで異なりますので、一人ひとりの強みを活かした指圧法を伝えていけるのは、少人数ならではですね。

動画解説

1. 仰向けで体を安定させた状態で、巨骨穴に対し指圧を行います。指圧時、指圧する手背をベッドに固定して巨骨に指圧を行います。
2. 更に効かせるために、反対の手で肘（内側上髁、外側上髁の上）を持ち、末梢方向に牽引をゆっくり掛けます。牽引をかけたまま、巨骨に指圧をし手背をベッドに当てしっかり固定させます。
3. その後、肘の牽引を解けば、僧帽筋の作用（肩甲骨の挙上）により、指圧部位に刺激が更に加わるわけです。
4. 更に効果を引き上げるために、僧帽筋の付着部（停止部）で一番負担の多い鎖骨の外側の裏側に刺激を与えるため、ゆっくり反対の手でそっと鎖骨を上から少し押圧すれば、しっかり巨骨穴を中心に僧帽筋停止部に刺激を力を使わず指を痛めず刺激することができます。

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