人と動物を比べ、人が動物より優れている点は、脳の知性と手先の器用さが優れているお話しました。人は他の動物より身体的に弱い生き物で、その弱さをカバーするために、手先をより動かすようにすることで、鎖骨や肩甲骨が発達し肩幅が広くなりました。
手先を動かし(鎖骨や肩甲骨発達したことで)肩幅がひろがり、脳血流が上がる事で知性も高まった話もしました。だからこそ、肩から腕や手先を大きく細やかに動かすことは、脳を柔らかく鍛える事にもなるのです。
手先を柔らかく、頭を柔らかくする体操
それでは、手順をお話ししていきますね。ここでは、手先を動かしながら、頭も巡らせていく「グーパー体操」を紹介します。
以前おお伝えしたグーパー体操の基礎・応用ができた上で、試していただくとよいかと思います。
グーパー体操についてはこちら
自身の指体にも負担をかけない施術をする為に 手を柔らかくする運動 基礎編
自身の指体にも負担をかけない施術をする為に 手を柔らかくする運動第2段
自身の指体にも負担をかけない施術をする為に 手を柔らかくする運動第3段
手先と頭を柔らかくするグーパー体操の手順紹介
手のひらを上に向けて指をみてください。
当然、手のひらの先には5本の指が伸びているのが分かります。指はそれぞれ関節で区切られているのが分かります。人差し指なら3つ、親指なら2つあるのがわかるでしょう。
さて、問題。この指の区切りは、全部で何個存在するでしょうか?
答えは 4指×3つ と 親指×2つ で14個になります。
そして今回は親指で親指以外の4指の節(12個)を、一つ一つ押さえ数えながらグーパーしていきます。
それでは、グーパー体操を始めていきますね(*^▽^*)
1.掌を上に向けて指を伸ばし開け切ります 手首・掌も大きく広げましょう。
2.小指の先端の節に親指を当てます(これが1つめ)。
この時、親指の指腹をしっかり小指の節に密着するようにし、しっかりあてるのがポイントです。これは他の指や節をおさえる時も同じです。
3.親指で小指の先端の節を押さえた後は、また手指を広げ①のパーの姿勢に戻ります。
4.そして今度は次の小指の真ん中の節を親指の指腹で押さえます。
5.この過程を、小指先端の節→真ん中の節→根元の節、次に薬指の先端の節と人差し指の根元の節まで、計12回のそれぞれの指の節を一つ一つ数を数えながら行っていきます。
このように、手先を細かく、手先を大きく動かす事で手先の感覚柔らかさを養い、声に出して数を数えることで、頭を使って柔らかくさせることができるのです。
そして、これを習慣化させるために、繰り返す事で、より頭や手先は柔軟性が増し、効率のよい施術に繋げる一つとなりえます。
塾長から一言 今回の体操の目安と効果