こんにちは。坂本指圧マッサージ塾と坂本周平です。今回は先日開いた取穴講座についてお話ししたいと思います。
取穴講座と聞いて、何の講座なの?と疑問に思われる方も多いかと思います。
取穴とは、『経穴(ツボ)をとる』という意味で、体の全身に点在している経穴(ツボ)と、その経穴が連なる経絡を体に触れながらツボを探す勉強する講座なんです。また経穴(ツボ)探すだけでなく、その場所にツボがあるか確認する為、指圧をしていく講座になります。
今回の取穴講座はどんな感じだったのか?
今回は鍼灸指圧マッサージ師を目指す学生さんや、鍼灸指圧マッサージ師の方、特に学生さんが対象だったので、冬休みの時期に開催しました。
開催日時は、12月26日・12月30日・1月9日の3回開催し、年末年始に関わらず十数人の方々が来てくださいました(^^♪
当塾は小さい治療院で行っているので、1回の開催の定員は6人まで。定員一杯まで来てくださいました。
さて、今回の取穴講座がどんな感じだったかを具体的にご紹介してきましょう(^^♪
取穴講座の内容ご紹介
1 塾長により今回の取穴講座も下腿の経絡経穴について解説
私(坂本塾長)より、今回の足・下腿の経絡経穴についての解説を行いました。
今回の参加者は、10月11月に開催した無料オンライン勉強会にて、足下腿の経絡経穴の解説とオンライン上での取穴を行っているので、今回はその解説を再度、対面で解説していきました。
受講中はオンラインでは伝えきれない点が伝えられ、解説中も受講生は自らの足を取穴してくださり、解説していく事ができました(^^♪
対面では直に触りながら、和気あいあいと話しながら進めることができました。
受講生のみなさんも、オンラインで理解しきれなかった部分や、忘れていた部分も思い出しながら取り組まれていました。
オンラインでの解説資料はこちらになります(ちなみにかなり細かい内容になり、参考書レベルです)
※今回は鍼灸あん摩マッサージ指圧師・学生向けに作った資料・講座なので、このように専門用語を用いた内容ですが、セラピストを目指す方に対しての講座を行う際は、ゆっくりわかりやすい内容にしますので、ご安心ください。
足には6つの経絡が流れていますので 1つ1つの経絡とそれに所属する経穴(つぼ)をそれぞれ解説しています(^^♪
2 塾長より取穴を実演・実演しながらもポイントでは受講生に触診を体験してもらう
下記の動画は、塾長がモデル役の受講生の方に取穴しながら解説している動画です。上記の資料と、先ほどの解説を、今度は実践的に取穴解説していくわけです。経絡順に解説していき、また他の経絡経穴との関係など詳しい取穴の仕方・ポイントをお伝えしていきます。
最大定員6人と少人数なので その都度、質問する事ができ、ポイントの所では皆さんにその場で触診してもらい、取穴する上で大切なイメージと感覚を繰り返し学んでいただきます。
また骨模型を常に傍において、この骨の輪郭はモデルではここで、このように触る…など、骨標本に触れたらすぐモデルの同じ骨の場所を触診してもらうなど、常に実践的にイメージしやすいようにしてきます。これは本当に少人数でしかできない事ですね(^^♪
さて、念入りに塾長による解説・実践取穴解説が終わった後は、自分自身の取穴をしてきます。
他の人の体を触る前に、まず自分の体に触り慣れる。これは鉄則! 自分の体も触診できなくては、人に満足に触診・取穴などはできません。
それに、自分自身に取穴できれば。自分の体なのでいつでも、どこでも、自分の意志で他人に気にせず何回も取穴の練習できますよね。
自己練習がいつでもできるようにする!これめちゃ大切!
最初は自分の体でも、触診・取穴に戸惑うのは当然です。
でも「あ!自分の体でもわかりにくいんやな」と気づくことが大切なんです。
人の体だと体格・細さ太さ・質感などが全然違いますからね。ここではみんなで確認しあいながら、時にツボに指圧し、「あ~これツボにはいった!効く~!」と確認あいながら、楽しく取穴しました(^^♪
今回はこの項目の動画が撮れなかったので、前回の講座の動画を参考にご覧ください。
4 互いの体を使い取穴しあう(それぞれ人の体によって感覚が違う事を知る)
さて次は、互いに取穴をします。
最初に経穴の解説、塾長により取穴解説、自分自身の取穴・指圧をしてきて、最終的に互いにしていきます。
この時はできるだけいろんな人に取穴できるよう、3人1組に分かれて、行いました。
足は両足あるので、1人のモデルに対し2人同時に取穴できますね。交代しながら行えば、1つのベッドで2人以上は取穴できる事になります。
そして互いに取穴を取るのですが、やはり自分自身の取穴の時とはわけが違います。
自分の体とはまた違う足を触るわけですから、その感触や骨筋の太さなど、どれも全然違うんです。
それを見極めながら探っていかなくてはなりません。
また、自身で探る時の目線と、モデルを相手に行うときの目線は全然違いますよね。戸惑いながらも皆さん頑張って取穴くださいました。
受講生の方が悩んだり、少し取り方が違うときはすぐ修正や説明できるよう、私は2つのベッドを常に行き来して、受講生さんの取穴のサポートや解説を行いました。
取穴講座は冬休みの期間に、それぞれ3回開き、十数人の方が来てくださいました。学校では経絡経穴(ツボ)の勉強はかなりしますが、多くは座学のみで、取穴(実践)の時間は足りてないのが現実です。それでは現場に出たとき、即戦力になる事は難しいでしょう。
私はできるだけ、少しでも多くのことを学べる期間に、実践的な事を学んでいただこうと思って、この講座を開きました。そして、一人でもより多くを効率よくじっくり学んでいただくため、少人数で4時間行わせていただきました。
今回の講座で、受講生の皆さんに取穴の仕方が何割か伝わってくれたと感じてます。
受講生の皆さんにお伝えしたことですが、取穴も指圧もマッサージも、意識して・イメージして・考えて・実践継続する事が何よりも大切です。
その為にもまずは自分の体で、取穴・指圧・マッサージを行い、そして互いに行う場をもうけるために、今後もこのような特別講座(今回なら取穴講座)を開いていきたいと考えてます。
今回のような特別講座は、鍼灸あん摩マッサージ指圧師や学生の方だけでなく、セラピストの方々、またはセラピストを目指す方々を対象にも開いていくつもりです。期間限定の特別講座だけでなく、通常の講座も随時行っております。ご興味が少しでもわいてこられましたら、まずは無料ガイダンスにお越しください。無料ガイダンスでは個別にご対応せていただきます。
ご興味ある方は 是非お待ちしてます(^^♪